私が人生で初めて最後までクリア出来たRPGです。FFシリーズは本当にどれも大好きなのですが、中でもこのゲームは当時グラフィックが本当に綺麗に感じてゲームの世界観やストーリー性、音楽とどれをとっても抜群な破壊力でした。また、色々と共感出来る部分が多く、ゲームの概念が変わりました。思い出すのは最初のシーンでアーロンが主人公のティーダに放つ言葉です。「ほかの誰でもない これはお前の物語だ」というセリフ。 冷静に考えれば、ゲームの始まりにふさわしいセリフだったのかも知れませんが、当時思春期真っ盛りの私には、このセリフが強烈に響くのでした。アーロンのセリフを「ほかの誰でもない、自分の人生だ」と解釈したので、今も、何か迷いが生じると時々このセリフを思い出しては原点に戻れるので私の中では大きな糧となっています。その後の展開も、終始ティーダと共に冒険しているような感覚で楽しめました。 仲間たちも皆良い人ばかりだったからこそ、最後の展開には衝撃と感動でしばらく涙が止まりませんでした。おいおい泣いていました。ここまで共感性の高いゲームだったからこそ、リメイク版が出たと聞いた時は納得でしたし、長いゲームは飽きてしまう私も、最後まで続けられたのだと思います。 キャラクターの名言も多いこの作品は、これからも語り継がれることでしょう。